やってみなくちゃわからない!ホソノ

これまでの大科学実験

実験04 太陽で料理しよう

太陽の光を集めると、その光が当たったところは高温になる。500枚の鏡を並べて作った「ソーラークッカー」でフライパンに太陽光を集め、ステーキが焼けるか、実験する。

コラム今回の実験 「太陽で料理しよう」

 鏡で反射させた太陽の光を1カ所に集めて料理をしようというのが今回の『大科学実験』です。大勢の人を集めれば、たくさんの鏡を手に持って同じことをできます。ですが、今回、番組では鏡をずらりと並べた装置(そうち)を作りました。

一枚一枚の鏡を三角の小さな台の上にのせて斜めに傾け、さらにその鏡をずらりと丸く並べました。このときに、外側においた鏡ほど、傾きが少し急になっているのに気がつきましたか?(期間限定ですが、このページでビデオを見られるので確認してみてください!)

今回の大実験の秘密は、鏡の並べ方にあります。なんの形か、わかりますか? 鏡は1枚だけを見れば普通の平らな鏡ですが、斜めに傾けて丸く並べることで、全体として見ると凹面鏡の形をしています。

パラボラアンテナの形と言ったほうがわかりやすいかもしれません。テレビの衛星放送を受信するために、大皿サイズの白くて丸いアンテナがベランダなどによく設置されていますよね。『大科学実験』での鏡の並べ方はあのパラボラアンテナと同じ形です。宇宙の遠くの星を観測する天文台の大きな望遠鏡もこの形にしているのがたくさんあります。

  衛星放送のパラボラアンテナは放送衛星からの電波を白い“お皿”で受けて、反射します(まったくの余談ですが、科学者は巨大な望遠鏡のパラボラを本当に“お皿”とか“ディッシュ”と呼んだりします)。その反射した電波はお皿の手前にある装置に集まるようになっています。大科学実験では、フライパンの下に反射光が集まるようになっていました。

番組の最後でシェフが虫眼鏡を使ってデザートにイラストを描いていますが、レンズを使っての実験は、もうおなじみですよね!

『大科学実験』の実験レンジャーさんは、部屋の中の実験のときもサングラスをしています。これは、サングラスが制服の一部だからなのですが、今回の実験は本当にサングラスが必要です。皆さんも、鏡で遊ぶときは反射した光が誰かの顔に当たらないように、じゅうぶん気をつけてくださいね!

詫摩雅子/元 日経サイエンス編集部
日経サイエンスブログ

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