やってみなくちゃわからない!ホソノ

これまでの大科学実験

実験24「手作り電池カー」

レモンに銅の板とマグネシウムの板を刺し、2枚の板の間をつなぐと、電気がながれる。この原理を使って総重量が100kgを超える車を走らせる。

コラム今回の実験 「手作り電池カー」

 今回は手作り電池(でんち)で自動車を走らせようという実験です。

 「電池」と聞いて、みなさんがすぐに思いつくのは円い筒型(つつがた)をした乾電池(かんでんち)でしょう。それとも携帯型(けいたいがた)ゲームなどで使うボタン電池かな?

 ボタン電池の「ボタン」はその形からついた名前ですが、乾電池の「乾」はどういう意味だかわかりますか?

 その答えは、今回の「手作り電池カー」を見ればすぐにわかると思います。番組で作った電池は2種類(しゅるい)の金属(きんぞく)の板(いた)をレモンジュースにひたしています。実験中はレモンのいい香りがしたそうで、それはそれはステキなのですが、ひっくり返したらジュースがこぼれてしまいますし、途中から泡(あわ)があふれ出ていました。これでは、普段(ふだん)使う電池としては、使い勝手(つかいがって)が悪いですよね。

 普通(ふつう)に店で売られている乾電池も、番組の手作り電池と原理はまったく同じですが、レモンジュースに相当する液体(えきたい)を特殊(とくしゅ)なものにしみこませたりして、こぼれたりすることのないようにしています。液体のままではないから「乾」電池なのです。しかし、乾電池でも器具のなかに入れたまま、長い間、放置していると、液がもれてくることがありますから、ご用心。ちなみにボタン電池も原理はまったく同じで、乾電池の一種です。

 電池を作ることは、みなさんも理科の実験でやったことがあるかもしれませんね。番組では銅板とマグネシウム板を使いましたが、これ以外の組み合わせでも電池は作れます。学校の実験では銅(どう)板と亜鉛(あえん)板を使うことが多いようですね。ほかにはどんな組み合わせがあるでしょうか?

 ひたす液体もレモンジュースだけではなく、塩水(しおみず)や酢(す)でも電池になります。いろんなウェブサイトを探していたら、キウイや漬け物(つけもの)のタクアンに金属板をさしているのもありました。結果は……試してみて下さいね。

 下記のサイトに制作ウラ話をのせています。こちらもぜひどうぞ!

詫摩雅子/元 日経サイエンス編集部
日経サイエンスブログ

Page Top