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これまでの大科学実験

実験47「巨大ブーメラン」

直径およそ2mのブーメランを飛ばすことに挑戦する。戻ってくるだろうか?

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※番組の配信は2014年3月31日をもって終了しました

コラム今回の実験 「巨大ブーメラン」

今回のテーマはブーメラン。「へ」の字型を思い浮かべる方も多いと思いますが、羽が3本ある三角形タイプや、4本の手裏剣タイプなどがあります。

番組の最初の方で実験レンジャーが投げていたのは、ウレタン製の軽くて投げやすい三角形タイプ。青い実験レンジャーのブーメランは見事に戻ってきましたが、このタイプのブーメランは30分ほど練習すると、戻ってくるようになるそうです。

ブーメランをうまく投げるコツは3つ。①向かい風のときに、②ちょうどいい角度をつけて、③よく回転するように投げる。どんな名人でも追い風のときは難しいのだとか。また、実験レンジャーが投げるときに、ブーメランを縦(垂直)にしているのに気がつきましたか? そして戻ってくるときには横(水平)になります。投げるときに角度をつけると、ブーメランの回転軸は横から縦へと変わっていきます。これが戻ってくるのに重要となります。巨大ブーメランの発射装置は、さすがに縦にはできなかったので斜めに傾けています。

回転が重要なのは、羽のまわりに空気の速い流れがあることで、上に持ち上がる力(揚力)が生じるからです。ヘリコプターが飛ぶのと原理は同じ。飛行機やヘリコプターの羽は揚力を得るために、膨らみがあったり、傾きがついていたりします。大実験の巨大ブーメランも、軸から出る羽に傾きをつけていました。

必要な回転数は計算で出すことができますが、撮影のときには、巨大ブーメランがどのくらいの回転数で回っているのかを、目で見て判断したそうです。それをしたのは、羽岡伸三郎さんというシニアスタッフ(黄色い旗を振って発射の合図を送っている人です)。NHKの理科教育番組に40年以上かかわり、「大科学実験」でもすべての実験を手がけている人です。

日本語版のナレーションでは使っていませんが、巨大ブーメランの回転数はきちんと出しています。それは撮影後に、映像をコマ送りにして実際に1秒間(30コマ)に何回、回転していたかを数えたもの。本編に採用された大実験はあとから数えたら1分間に約260回転でしたが、実験中に羽岡さんは「250くらいだろう」と言っていたのだとか。ほぼ的中させるなんて、さすがです!

詫摩雅子/日本科学未来館

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